乳幼児の英語学習教材『ディズニー・ワールド・オブ・イングリッシュ』

DWE

誰でも子供を持つと、自分がした苦労を子供にはさせたくないと思うものです。英語学習で辛い思いをした親ほど、子供には英語ができるようになって欲しいと願ってしまいますよね。

「英語学習はとにかく早めに始めた方が子供のためになる」と聞いた筆者は、自分で色々と調査を行い、子供にとってベストな勉強方法を模索中です。現時点で分かった情報を、以下に共有したいと思います。

乳幼児の英語学習

3歳までにネイティブになるチャンスを失う

結論から言うと、「英語学習は出来るだけ早めに始めた方が良い」と言うのは、脳科学の分野で科学的に証明されているようです。赤ちゃんは誰しも産まれた国の言語をスポンジのように吸収し話す能力を持っており、アメリカに生まれれば英語を、日本に生まれれば日本語を、2歳頃から話し始めます。

言語を習得する能力はどの赤ちゃんも持っているのですが、3歳になる頃には脳の中で取捨選択が完了し、生活で使っていない言語に関する細胞は削除されていきます。誕生時に持っていた脳細胞の数を100%とすると、3歳頃になるまでに約70%の細胞は失くなってしまうそうです。

言い換えると、仮に3歳まで日本語漬けの生活を送る(英語に触れないで生活をする)と、その時点で英語を母国語として身につける能力を失う事になります。このような重要な取捨選択が3歳までに行われているなんて、調査するまでは知りませんでしたが、かなりインパクのある情報ですよね。

なお、あくまで母国語(ネイティブレベル)の英語を習得する能力を失うだけで、成長した後も第二外国語として英語を上達させる事は可能です。筆者も含め、多くの方はこのパターンで英語を習得してきたはずです(その道のりは決して楽ではない事は、皆さん身をもって体験していると思います)。

ネイティブレベルの英語力は人生の武器になる

折角英語をネイティブレベルにする脳細胞を持ってこの世に産まれたのであれば、是非その脳細胞を活用して、「ネイティブレベルの英語力をつけさせてあげたい」と思うのが親心ですよね。

ネイティブレベルの英語を身につければ、海外旅行は不自由なく楽しめるし、受験英語で苦しまずに済みます。グローバル化が進行する昨今、日本人の英語力はまだまだ諸外国と比較するとレベルが低く(関連記事はこちら)、だからこそ英語力が高い日本人は、就職活動でも優位に立てます。こう考えると、英語は是非身につけたい「教養」と言えるかもしれません。

筆者は高校生の時から必死に勉強をして現在の英語力を身につけましたが、どれだけ努力してもネイティブの英語力には勝てません。ネイティブとの実力差は、自分の英語力が上達すればする程、実感できるようになります。

例えば、石原さとみさんや西田ひかるさんの英語を聞いた時、瞬間的に彼女達の英語が自分より上手なのか、下手なのか、判断できます。筆者の英語は石原さとみさんの英語より上ですが、西田ひかるさん(完全なネイティブレベル)の英語には、一生勝てません。彼女の英語を聞く度に、結構な敗北感を感じます。これが、第二外国語として英語を習得する限界なのです・・・。

こう考えると、自分の子供が英語に苦手意識を持っていない3歳までに英語学習を開始して、ネイティブレベルの英語力をつけてあげたいと思ってしまいます。そこで、今日は乳幼児用の英語学習教材を1つ検討したいと思います。

教材紹介

DWE(ディズニー・ワールド・オブ・イングリッシュ)

言わずとしれた「乳幼児のための英語学習教材の王様」です(DWEウェブサイトはこちら)。このウェブサイトをご覧になっている人は、既にこの名前を聞いた事がある人が大半ではないでしょうか。もしかすると、DWEで検索をかけて、このウェブサイトを見つけたかもしれません。それ位、有名な教材です。

筆者はDWEの導入を真剣に検討するため、先日自宅にDWEアドバイザーを招いて教材の説明を聞きました。説明をして貰う中で感じたメリットやデメリットを整理して、ここで共有したいと思います。

DWEのメリット

DWEが素晴らしいのは、とにかく教材の完成度の高さです。ハーバード大学の言語学者が作り上げたDWEは、教材の種類がとても多く、一見近づきがたい印象を与えがちです。しかし、DWEアドバイザーの説明を受け、教材の内容を理解すれば、その素晴らしさが分かるはずです。

例えば、遊んで英語を学ぶ教材(プレイアロング)、聴いて英語を学ぶ教材(シングアロング)、見て英語を学ぶ教材(ストレートプレイ)、話して英語を学ぶ教材(トークアロング)等の教材が有機的に連携しており、同じ例文や構文を、様々な角度から学習できる様に工夫されています。

また、子供が喜ぶマジックペン(本に触れると勝手に英語を話すペン)や、子供の発音を録音・再生出来るマイクが付属しており、子供の知的好奇心を巧みに刺激する仕掛けが盛り沢山な点は見逃せません。

売り切りのビジネスではなく、学習した英語を実際に使うためのイベントも全国規模で数多く開催されており、英語のインプットだけではなく、アウトプットについても良く考えられた教材です(ワールドファミリークラブ)。

ここまで来ると、DWEはただの英語学習教材と言うより、それ自体が1つの英語学校と言えるかもしれません(実際、DWEでは毎年卒業式をディズニーシーで開催しています)。

乳幼児の英語教材では、「親が英語を話せなくても子供の英語が上達する」と言うような営業トークをよく聞きますが、DWEであれば本当に実現可能だと思います。それ位、素晴らしい英語教材に仕上がっています。

完成度の高い教材だからこそ、「若干10歳で英検2級に合格した」とか、「親が英語を一切話せないのに子供は英語がペラペラ」と言ったスーパーキッズを輩出出来るのでしょう。こちらにスーパーキッズが紹介されています。恥を忍んで言いますが、筆者の英語より彼の英語の方が上手です。完全なネイティブレベルですね。

DWEのデメリット

しかし、DWEには根本的な欠陥があります。それは、教材は素晴らしいのに、営業活動が非常に下手で、時代遅れである点です。普段会社の営業職をしている筆者から見ると、「商品の売り方を工夫すればもっと売れる」と思う点が沢山あります。以下に、いくつか例を挙げましょう。

①価格が冗談かと思うほど高い

パッケージ名商品名会員価格
ワールドファミリーパッケージMTDS+G+A+Q+L¥818,000
ミッキーパッケージ+GAQMTDS+G+A+Q¥761,000
ミッキーパッケージ+GAMTDS+G+A¥707,000
ミッキーパッケージ+GMTDS+G¥656,000
ミッキーパッケージMTDS¥577,000
ミニーパッケージTDS¥398,000
ドナルドパッケージTS¥311,000
グーフィーパッケージDS¥234,000
シングアロングセットS¥139,000
プレイアロングセットP¥42,500

上記はDWEの各教材の価格表です。コースが多すぎてどれを購入したら良いか混乱すると思いますが、基本的に大多数の人が購入するのは、以下の2コースに絞られます。

ワールドパッケージ(MTDS+G+A+Q+L)約82万円:フルパッケージであり、文字通り全部盛りの気合満点コースです。本気で英語のネイティブを目指す場合、親はローンを組んでこのコースを購入する事になります。

ミッキーパッケージ(MTDS)約58万円:英語ネイティブを目指すために、DWEで最低限必要な教材コースです。DWEは一定のレベルに達した受講者に「卒業」と言うステータスを与えていますが、DWEを卒業するにはミッキーパッケージの購入が必要です。

上記の通り、どちらも目が飛び出るほど値段が高く、自動車や結婚指輪が買えてしまうレベルの投資になります。子供の将来を一番に考えるのは勿論ですが、高いお金を支払えば必ず子供が幸せになる訳ではありません。大金ですね・・・

②購入手段が一括しかない

日本でバブルが弾けたのはもう20年も前になりますが、DWEは未だにバブル路線一直線の教材販売方法を展開しています。高額教材にもかかわらず、一括購入が基本なのです。

「DWEは一度購入すれば10年間は使用できるため、10年間と言う長いスパンで考えると、決して高い買い物ではない」と言うのが営業マンの主張ですが、子供の興味は移ろいやすいものです。

ある日突然、「サッカー選手になりたい」と言い出してサッカーだけに没頭する可能性もありますし、他の夢が出来て英語学習の時間を取れなくなる可能性だって決して0%ではありません。しかしDWEは一括購入が原則のため、子供が途中で興味をなくした場合、泣く泣く中古品として売りに出すしかありません。

③分割購入の金利があり得ない程高い

DWEは商品力のある高額商品ですので、営業マンも分割購入プランを提示してきます。しかし、分割購入する際のローン金利が悪徳商法並に高いのです。日本銀行が異例のマイナス金利を導入し、一般人でも年利2%で3000万円の住宅ローンが組める時代に、DWEで80万円ローンを組むと、12%もの金利がかかるのです。

これは、通常の住宅ローン金利の6倍高い利率であり、クレジットカードのキャッシングと同レベルの暴利です。そのような意図はないのかも知れませんが、常識的に考えて暴利と言えるでしょう。

筆者の結論

DWEの正規購入は不要

世帯年収1500万円を超える富裕層であればDWEで即決するのかも知れませんが、一般世帯にとって80万円近い投資を、一括で購入するのは相当なリスクがあります。また、極めて高い金利を消費者に押し付けているのも納得が行きません。

買い切りの商品で、一度購入したらそれっきりであれば良いのですが、既に説明した通りアウトプットのための英語学習イベントや卒業式が用意されているのがDWEのメリットであり、購入後もDWE運営側との関係は続きます。

そう考えると、販売方法に納得出来ない商品は、やはり購入しない方が良いと言うのが、筆者の結論です。

DWEの中古品で十分

DWE教材の完成度の高さは、一度説明を聞いた人であれば必ず納得すると思います。それ位、素晴らしい商品です。ただ、上述のように月謝制が一般的な現代において、時代遅れの販売方法を取っているのが納得できません。

適宜改善しているとは言え、40年前に作られた教材を基本的に販売し続けている点も、運営会社の財務状況を懸念させる要因です。企業は常に新しい商品を顧客に提供しないと生き残る事は出来ませんが、DWEには新商品が全くありません。

全国各地で開催される英語イベントや卒業式が魅力の1つなのは間違いないのですが、万が一運営会社が倒産した場合、このようなイベントには参加できなくなってしまいます。メルカリやヤフオクで簡単に中古品が購入できるようになった現代では、DWEを新規で購入するのはリスクが有ると判断しました。

次回以降、筆者が検討している他の商品を紹介していきたいと思います。

2 件のコメント

  • うちも上の子が3歳の時にフルセット購入して半年経ちました。
    下の子はまだお腹の中だったけど、今はもうすぐ生後4ヶ月です。
    子供2人英語教室に通わせる事考えたら…って思ってディズニーにしたけど、

    ホント金利が高すぎですよね!
    なので分割にしたくなく、結局一括払いでカード切りました。それでも会員費は毎月引落しがあって、半年間は退会できず、
    イベントも卒業式も、参加するには別途参加費がかかるし、電話でネイティブと話す事もないので、もう退会して教材だけ使っていこうと思います。
    なので、Kさんの仰る通り、中古で十分だったなって気がしてます。
    ただ、教材は子供の心を掴んでいて、飽きずに毎日観ているし、耳もだいぶ慣れてきています。
    あとは親が飽きずに頑張って、なるべく一緒に教材で遊んであげる努力だなって感じです(о´∀`о)

    • コメント頂き有難うございます。

      金利は本当に高いですよね。私も数十万円の商品に年12%の金利を支払うつもりはないので、基本的に一括購入で検討していました。仮に5%の金利だったらまだ「高いなぁ」位の感想で終わるのですが、12%と言われると「裏があるのではないか?」と不審に思ってしまいました。

      ただ、あれだけの商品点数が完璧に揃っている中古品はなかなかありませんので、中古で購入するのであればかなり念入りに自分で調査が必要ですし、メルカリでもヤフオクでも、最後は個人間取引になりますので、その意味では中古にもデメリットはありますよね。本が破れているのは気にしませんが、DVDの再生出来ないとか、電子機器が正しく動かないと言う可能性もありますし・・・。難しいものです。

      商品の完成度は高いので、正直未だに後ろ髪引かれる思いはあります。シングアロングで歌を覚え、子供がある程度読み書き出来るようになったらトークアロングで会話を、ストーリーボードで動作を、メインプログラムで字を覚えると言ったように、各教材が有機的に連携しているのが、「本当によく出来ているなぁ」と関心してしまうポイントです。

      素晴らしい商品だと思いますので、お子さんと一緒に楽しんであげて下さい。いつかお子さんが海外旅行を案内してくれる位に成長してくれたら、嬉しいですね!私も、色々と自分なりに良い英語教材を模索してみます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    K

    共働きの妻と愛する子供を持つバイリンガルパパ(TOEIC950点、英検1級)。家事、育児、仕事と毎日忙しく奔走中。忙しすぎて風邪でダウンする事が時々ある。10年の海外営業経験を活かし、ブログでは英語学習のノウハウ、幼児英語教育(おうち英語)、海外営業の関する情報を提供しています!