映画で語学留学! 『ラ・ラ・ランド』で楽してネイティブ英語をマスター!

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2016年に公開されてアカデミー賞を独占したミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。エマ・ストーンズライアン・ゴズリングのダブル主演も凄いですが、一番期待出来るのは映画『セッション』で話題を総なめにした監督デミアン・チャゼルでしょう。彼はこの作品で、アカデミー賞監督賞を史上最年少の32歳で受賞しています

ストーリー

何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。

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英語学習

今日の学習フレーズ

It’s pretty strange that we keep running into each other.

これだけ何度も偶然会うなんて、変ね。

Mia

初めて会ったのは高速道路の渋滞中で、イライラしていた二人は悪い印象でお別れ。次に会ったのはミアがふと入ったバーで、この時はセブが仕事を失った直後だったため、ミアの挨拶をセブが無視。そして友人のパーティー会場では、お互いに悪い印象のまま挨拶。

こんなにも相性の悪い二人なのに、どうして何度も偶然会うのか、お互い理解出来ない。別に恋なんて求めている訳でもないし、百歩譲っても「この人はあり得ない」とお互いに思っているのに・・・もしかしたら、やっぱりこれは運命なのかも。そんな疑心暗鬼に陥ったミアがセブに言ったセリフです。

run into A で「Aに(偶然)出会う」と言う意味のイディオムになります。この場合はeach otherが使われており、「お互いに意識もしていないのに、どうしてこんなに何度も何度も出会うんだろう」「神様のイタズラだろうか?」と言うようなニュアンスが含まれています。

例文:I will go out tonight because I don’t want to run into anybody. I have no makeup.

和訳:誰にも会いたくないから、夜になったら出かけるわ。メイクをしてないから。

今日の一言フレーズ

You say you want to save Jazz. How you are going to save Jazz if no one is listening. Jazz is dying because of people like you. Playing to 90 years old. Where are the kids, where are the young people?

ジャズを救いたいって言うけど、誰もお前のジャズを聞いていなかったら助けることなんて出来ないじゃないか。ジャズはお前みたいな奴らのせいで死にかけているんだよ。90歳の年寄りに演奏なんかして。子供はどこにいるんだよ?若い奴らがいないじゃないか。

Keith

本作のテーマになっているジャズは、死にゆく音楽として紹介されています。セブは伝統的なジャズの大ファンで、ジャズの復権のために自分でジャズ・バーを開くのが夢です。ところが、開業資金が貯められずに、日々の生活にも余裕がありません

一方、友人のキースはジャズを救いたいと言う目的は一緒ですが、全く違うアプローチを取ります。伝統的なジャズのファンは少ないのだから、現代の音楽とジャズを融合させ、新しい形で若者に訴えかけるジャズを演奏するのです。彼はこのビジネスで成功しており、収入も十分にありました

伝統と革命の対立ですね。セブはキースが追求する音楽は自分の好みではないと思いながらも、ミアと幸せに暮らすために安定した収入を求めて、バンドに参加します。そして、ミアのために入ったこのバンド活動が、最終的に二人を引き離すことになるのです。

評価

この映画は中毒性がある!

私がいつも映画を観る時に大事にしているのは、その映画をまた観たいと思うかです。個人的に「ネタバレ」と言う用語が嫌いで、それは何故かと言うと、「ストーリーを知ってしまったら魅力がなくなる映画って、所詮大したことない映画」だと思うんです。

私は、何度観ても、セリフを覚えてしまっても、観る度に感動させてくれる映画が大好きだし、そういう作品を常に探しています。そして、この映画は正にその傑作だと思うのです。

劇場でこの映画を観て感動した私は、即座にitunesでサウンドトラックを購入し、未だに移動中に本作の楽曲を聞いています。そして今日、久々にレンタルして本作を観て、最後のシーンで泣かされてしまいました。セブがミアの顔を見て、うなずくシーンが切なくて・・・

何度観ても、まるで初めて観た時のようなリアクションを引き出してくれる映画って、素晴らしいと思います。デミアン・チャゼル監督の前作『セッション』も完全に中毒性があって、私は3回観ましたが、この監督は観る人のツボを完全に理解していますね。しかも、調べたらこの人、1985年生まれじゃないですか。若いのにこの才能・・・驚愕します。

ミアとセブが結ばれるには何が必要だったのか?

お互いの夢を妥協せずに追った結果、ミアとセブは結ばれない運命となってしまいました。特にミアの成功は、セブが必死に女優業を続けるように説得した結果です。にもかかわらず、ミアはさっさと他人と結婚して子供もいるんですから、セブが少し可哀想な気もします。

チャゼル監督は最後の場面で、もう1つのエンディングを走馬灯のように流していますね。そして、そのシナリオでは二人はめでたく結ばれ、最後は子供も授かって幸せに暮らしていました。なんて美しいエンディングでしょう。こうなって欲しかった。

このバージョンでは、ミアがフランスで映画の撮影をしている間、セブはミアに付き添い、フランスでジャズの演奏を続ける姿が描かれています。とすると、やはり運命の分かれ道は、ミアがフランスでの仕事を勝ち取った時に、セブが一緒にフランスへ行けなかったシーンだったのでしょう。

でも、よく考えてみて下さい。セブはこの時、キースとバンドに関して数年規模の契約書を既に交わしていたのです。契約内容を今更破棄した場合は多額の違約金がかかったでしょうから、そう考えると、一概に「セブがフランスへ一緒に行かなかったのが悪い」とも言えない気がします。

セブは何故バンド契約を結んだか、覚えていますか?それは、安定した収入が必要だったからです。そして、その収入はミアを安心させるためのものだったのです。

映画の中盤で、ミアは電話越しに母親と話をしています。そして、彼女がセブの話を持ち出した時、母親は彼に安定した収入があるのか質問します。デリケートな話題のため、ミアは自分の部屋に移動してから話を続けますが、セブには彼女の声が聞こえていたのです。結局、彼はミアと母親の会話を聞き、安定した収入を得るためにバンドに入ったのでした。

このように考えると、二人が本当に結ばれるためには、この時にバンドに入らなければ良かったのかもしれませんね。少なくとも、それがチャゼル監督の出した答えのように思えます。しかし、皮肉なものですね。ミアのためを思ってセブが取った行動が、結局二人の破局に繋がってしまうのですから・・・

採点は?

私がこの映画で好きな所は、「たった1つの異なる選択をするだけで、運命は大きく変わってしまう」ことを、教えてくれるからです。「今の自分は、あの時別の選択をしていたら、もっと違う人物になっていたかもしれない」と考えると、ワクワクするようであり、心が締め付けられるような気もします

たった1本の映画なのですが、自分の人生を振り返らせ、思いにふけさせてくれる作品。私は、この作品のそういう所が大好きです。点数は4.5/5.0ですかね。満点にしたい気もしますが、そう簡単に満点を出すべきではないでしょうし。

でも、この先何度も何度もこの映画を見返す事で、気付いたら満点に変えている可能性はありますね。5年後、10年後、自分が歳をとった時に見返してみると、今と違った感想が湧き出てくる気がします。まるで見る角度によって色が違って見える宝石のような、魅力を秘めた映画だと思います。

オフィシャルサイト

Yahoo!映画

監督:デイミアン・チャゼル 出演:エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング

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K

共働きの妻と愛する子供を持つバイリンガルパパ(TOEIC950点、英検1級)。家事、育児、仕事と毎日忙しく奔走中。忙しすぎて風邪でダウンする事が時々ある。10年の海外営業経験を活かし、ブログでは英語学習のノウハウ、幼児英語教育(おうち英語)、海外営業の関する情報を提供しています!